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カルデラの放流口 [石・土・水・地球 Solid-Earth Lan]

DSC_6217fb.jpg
 
写真をクリックでフリッカーにとびます。
 
しばらくベトナムでのグルメ?とその道中の風景が続いたので、
また、昔の撮影分を挟みます。
 
今回は、ベトナム内辞の直前、
子供が出来て以来、初めての夫婦二人旅の時のもの。
とは言っても、何か有ったら、直ぐに帰れるよう、
家から片道2時間未満の阿蘇の入口付近。
まぁ、奥さん的には、暴れん坊の娘達から離れて、
宿でゆっくりと出来れば、どこでも良かったのでしょう。
 
で、タイトルに関する、、、久しぶりの薀蓄。
 
御存知のように、広義の阿蘇は、日本最大、世界でも有数のカルデラに特徴付けられる。
この巨大なカルデラと言う入れ物に降った雨は、
地中に浸み込む以外は、全て阿蘇谷を流れる黒川と南郷谷を流れる白川に集約される。
この合流点が今回泊まった南阿蘇村の立野付近になる訳だが、
ここが唯一の水の出口となる。
 
普通、広大な山地に降った雨は、ほぼ360°あるゆる方向に分散して流れる。
だkら分水嶺と言う言葉が有る。
九州と言う大きな島のほぼ中心である阿蘇に関しては、ちょっと違う訳である。
勿論、外輪山に降った雨は、360°分散するのだが、
巨大なカルデラに降った雨は、 全てこの出口に集中し、
白川を伝い、熊本市街地に押し寄せる訳である。
 
数鹿流滝は黒川の、鮎返滝は合流前の白川の最後の段差である。
どちらも、溶岩の亀裂である節理面を流れ落ちる滝であり、
写真のように柱状節理が発達しているので、
どんどん崩れて後退しているらしい。
 
世界Geo Parkに指定されている阿蘇だが、
勿論今なお噴煙を上げ、最近また噴火した中岳に注目が集まるのは最もだが、
自分的には、この立野付近が醍醐味ではないかと思っている。
 
調子に乗って長くなってしまいました。 
 

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