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ブルー [青の時間 The Time of Blue]

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D700
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Carl Zeiss Makro Planar-T*2/100 ZF

 先日、葬式に行ってきた。。。。。
 会社の先輩と言うか、、、直接の上下関係ではないが、組織上は上司に相当する人が脳梗塞で倒れ、手当の甲斐無く、5日後に亡くなった。

 そして今、この記事は、2年程前に書きかけて下書きのまま止めていた記事を掘り起こして書き直している。その時は、組織は異なるが、一緒に仕事をしていた後輩が、心筋梗塞⇒脳梗塞で亡くなった。まだ30代の若さで。。

 自分は、どちらかと言うと感動薄い人間だ。感性で勝負が決まる写真を趣味としていながら。。。。
 それゆえ、それまで出席した葬式で、泣いた事など一度も無かった。祖父や伯母などの肉親も含めて。。でも、この時は、、涙が止まらなかった。。。歳のせいで涙腺が緩んできたのか、、、それとも、家族ぐるみで付き合いの有った奥さんの涙につられてか、、、はたまた、自分がそうなった事を想像してなのか。。。。

 さて、本題の今回亡くなった先輩だが、、、思えばこの先輩には、振り返ると随分お世話になったと言うか迷惑をかけた。自分がまだ入社4,5年位のちょっと仕事を覚えてきた頃、F/S調査で、とある国に出張した時、この先輩は駐在員としてその国に居た。もともと同じ専門なのだが、先輩は会社の事情でその専門は僅かしか経験しておらず、それに関しては当時の自分の方がキャリアが長くなっていた頃。慣れない海外で、四苦八苦していた自分を見かねて、アドバイスをしてくれたのだが、上述のように専門に関しては自分の方が上と言う、誤った感覚に陥っていたので、素直に聞くどころか、反抗したのだろう、、、一緒に行った専門の異なる別の先輩に怒られた覚えがある。。・・・・・ちなみに、その先輩は、今回亡くなった先輩と自分のちょうど間位の年齢だったが、その数年後、別の海外で心筋梗塞で亡くなっている・・・・
 今思い帰すと、先輩のアドバイスが十分理に適った方法で、その後別の所で取り入れてやっている。そして、それからン年、冒頭のような関係になった今、またも素直でなく反発していたような気がする。。そんな折、自分が態度を改める事もないまま、先輩は逝ってしまった。

 そして、今回の葬儀、自分は泣いたであろうか。。。。結論は、最後の喪主(奥さん)の挨拶の時だけ、ハンカチを必要としたが、直ぐに出棺したため、2年前のように涙が止まらないと言う程では無かった。
 ただ、やはり、気持ちは、、、、未だ、ブルーなままである。

 ちなみに写真は、今回の記事に合わせて見繕った訳では無い。前記事の帰り道に撮ったもので、既にアップの準備をしていたものである。青の時間の写真は、単にきれいで幻想的なので気に入って撮ってたテーマであるが、、、思えば、薄暮の時間と言うのは、不安を誘う時間でもあったのだという事に改めて気付かされた訳である。


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みかっち

人の死に立ち会うと、その人の事も、自分の事も含めて、
様々な出来事が心の中をかけめぐります。
涙腺が緩んでくるのではなくて、いろんな経験の積み重ねが、
感情のアンテナに繋がりやすくなるからだと思ってます。
自分に大きな影響を与えてくれていることって、
その方を亡くしてはじめて気付くのかな.....
青の世界は、そんな切なさの時間でもあるかもしれないですね。
先輩、後輩のご冥福をお祈りいたします。

by みかっち (2009-01-29 08:24) 

Kajin

そうか、開眼です!
涙腺が緩むんではなく、人生経験がそうさせるんですね。。。
非常に説得力有るお言葉、ありがとうございます。
薄暮の青は、青と言うより蒼、青空の青とは違って、切ない色なのかもしれません。。
by Kajin (2009-02-02 12:48) 

Ranger

うん^^日とは人生経験で感情も高まるね
でも、涙が出たとかでないじゃなく、ハートだよな

ブルーの薄暮、素敵です
by Ranger (2009-02-04 21:21) 

みかっち

kajinさーーーん!
ご無沙汰ですね。体調でも悪いのかな?
お仕事が忙しいだけならいいけど.....
春も近づいてきましたね~♪ 待ってますよぉ~
by みかっち (2009-02-12 20:45) 

Kajin

Rangerさん、
遅レス申し訳有りません。。
そう、ハートですね、、、何事も。。。でもなかなかそのハートすら定まらない。。
薄暮のブルーは良い色のなのですが、、、やはり黄昏の色なのです。。

みかっちさん、
ご心配かけ申し訳有りません。。
体調は、風邪で寝込んだりもしましたが、基本的には大丈夫です。
ここのところ、ブログに逃避する余裕(いつは忙しい程、趣味に逃避するのですが)も無い位、忙しいと言うか、てんぱってたんで。。。。すみません。
まぁ、とりあえず一山越えたんで、ボチボチとみかっちさんはじめ、皆さんところも訪問していきたいと思ってます。。
重ねて、、訪問ありがとうございました。。
何しろ、、、記事中の亡くなった後輩ですが、、、彼もブログをやっていて、、、しかも毎日更新していたのが、ぷっつりと途切れ、心配した読者と奥さんの間で、涙さそう後日談が展開されました。。。
昨今は誰しも、死んでもおかしくないようなストレスの中生きてますからね~


by Kajin (2009-02-13 12:51) 

HAZUMI

グリーフケアー、残されたもの、遺族の悲嘆、もろもろの心のケアーは日本は遅れていますね。話せる、聞いてもらえる環境が求められていると思います。
by HAZUMI (2009-02-17 14:51) 

みかっち

Kajin さん、そういう事情やったんですね。
ご自身がご無事でホッっとしました。
どうぞ、時間に余裕が出来て、ゆーったり撮影で癒してから、
復帰してくださいね~
後輩さん、きっと喜んでますね....^-^*
たかがネット上? いえ、私はそうは思っていませんよ♪
これも必然の出会いと感じています。

お休みし過ぎて、もうブログいいやぁ~...って、ならないでねっ(笑)

by みかっち (2009-02-17 17:18) 

がぁこ

ご無沙汰してましたぁぁ~~♪
いろいろあったようですがお元気そうでよかったですー(^-^*)
日が暮れた空にハウスの灯りがホッとする写真ですね☆
いつもどこかにホッとするような小さい灯りでもいいから灯していられるような
そんな毎日でありたいですね(^-^*)
あ、、過去記事の方にもコメントありがとうでした^^
全部読ませていただいてます、ありがとうございました(>v<*)

by がぁこ (2009-02-18 13:17) 

Kajin

HAZUMIさん、
グリーフケアー?、、、、ググるググる。。。ふむふむ、そんなのが有るんですね。
まぁ、私のは、そんな深刻なものじゃ無いですが、ホンとに愛する人を失った時の悲しみってのは、ケアが必要な程の精神的ダメージなのでしょうね。

みかっちさん、
何度もありがとうございました。
ようやく、、、なんとか、再開致しました。
でも、さすがに昨年の10~12月のようなペースはとても無理ですのでボチボチやっていきたいと思ってます。
ネっ友も良いものですね。。。

がぁこさん、
ありがとうございます。
いや、ホンとは、全部の記事にコメントしようかと思ったのですが、、、力尽きました。。。おまけにまた、ご無沙汰しております。。。
ホッとする小さな灯り、、、良いですね。。。是非灯したいものです。
でも、まぁ、がぁこさんをはじめ、頑張っている皆様のブログもホッとする灯りなのかもしれません。。。
by Kajin (2009-02-25 12:57) 

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